中学生や高校生のとき、通学はもちろん、お葬式や結婚式に出席するときにローファーを履いた覚えがありませんか?
私もフォーマルな靴など持っていない学生の時期は「スニーカーよりはまともに見える」と履かされた記憶があります。もっと小さなころは真っ黒なスニーカーだったでしょうか。そんな昔の記憶から、冠婚葬祭=ローファーOKと思ってしまっていませんか?実はローファーはかなり微妙なポジションなんです。
ローファーはフォーマルではない?
そもそもローファーは「怠け者(Loafer)」という言葉が由来という説があります。ヨーロッパでは紐靴が主流のため、靴紐を結ばずに履くスリッポンタイプの靴は怠け者の靴という意味です。
簡単に履けて活動的な靴は、フォーマルと言うよりはカジュアルな印象。冠婚葬祭マナーとしてはローファーはNGと言う説が一般的ですね。
やはり紐靴のほうが、紐で足へぴったりと合わせることができますし、甲にチップ(つま先周辺に入った縫い目などの飾り)がある方がシワも目立たずキレイな印象の足元を作ることができます。ローファーは甲部分にシワが入りやすく目立つので、そこが良いところでもあり悪いところでもあります。
ローファーだと思っていない?これもローファー
ローファーって、なんとなく学生さんが履いているものをイメージしてしまいませんか?スーツの男性が履いている紐のないスリッポンタイプの靴もローファーなんですよ。
コインローファー
学生さんが履いている印象の、日本人的には「THE ローファー」というローファー。ローファーといえば皆さんこれを想像しているはず。甲のベルトのような部分にコインが挟まることからこの名前で呼ばれています。ペニーローファーとも言います。
ビットローファー
スーツを着て働いている方で、履いていることが多いのがこちら。これが実は難しいもので、かなりカジュアルなアイテムです。馬具のようなパーツがついていることが由来しているのですが、このパーツがカジュアル寄りとしてしまいます。
特にお葬式で、みなさんが真っ黒な紐靴なのにビットローファーの方だけ、足元が光ってしまいます。これについてはどうしても目立ってしまいます。ビジネスで履かれているから大丈夫だろうと考えてしまうととても危険です。
ヴァンプローファー
飾りのないツルッとした見た目が特徴です。ローファーのイメージからはちょっと遠く、男性的でスマートな印象。しかし、こちらもローファーです。
とても格好良いデザインなのですが、シワが目立ちやすく、手入れの具合が目に見えてわかります。非常に難易度の高いデザインとなります。靴好きの方にはおすすめですが、手入れに自信がないと難しいかも。
ビジネスでローファーはどうなの?
ビジネスシーンでローファーを履いている方は意外と多いとおもっています。特に年配の人は楽に履けるからと好まれている印象があります。実際ビジネスで履いていたら失礼なのか、という疑問については失礼ではないというのが個人的な意見になります。
もちろん、紐靴のほうが美しくフォーマルで信頼感のあるコーディネートになるでしょう。
しかしお仕事によっては靴紐をわざわざ解いて縛ってとしている暇がない方もいらっしゃいます。外回りの方やご自宅にお伺いすることの多いお仕事なら、脱ぎ履きが多く、それだけで大変です。ビジネスの振る舞いとしてそれが最適であれば失礼ではないかと思います。
しかし、式典などのときは紐靴がおすすめです。集合写真を撮影するときに足元まで見えてしまうとローファーはすごく目立ちます。
冠婚葬祭の場合は?
基本的には冠婚葬祭ではローファーはNGです。
学生で、制服にローファーという格好は問題がある格好ではありません。学生さんの場合は学校に通う服装がフォーマルとなりますので、ローファーも容認されます。
社会に出ている場合は、ローファーは良くないです。やはりカジュアルすぎるという点が一番の理由です。ピシッと美しく見える紐靴で参加するのが誰に対しても不快感のないマナーに準じた服装となります。
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