雨や雪の日が多くなってくる冬。靴がびしょびしょにならないために、水をはじく靴がほしいと思う人も多いのでは?そんな時につまづきがちなポイントと解説をしていきます!
防水の靴を買いたい!
まず”防水であること”をポイントにする方が多いと思います。しかし、「防水の靴」とだけ考えて買おうとすると引っかかってしまうポイントがあります。
撥水・防水・完全防水の3つの言葉から、靴の機能性を紐解いてみましょう。
撥水
「撥水」という字を理解すると、どんな効果なのかもわかります。
撥…はつ はねる。はじく。 「 撥音 ・挑撥 ・反撥 」
引用元:http://www.weblio.jp/content/%e6%92%a5
撥水は「水をはじく」という意味です。生地にコーティングをして水をはじくのが「撥水加工」。繊維や布地にコーティングを施し、雨の中を歩いても水滴になって靴の内部に侵入しません。繊維や布地にコーティングを施すので、使用しているうちに段々と性能が落ちていきます。また、コーティングなので大雨や、水の中に入ってしまうと染み込んでくることもあります。利点としては安価で、デザイン的にこだわったものにも対応できるという点があります。
防水
字の通り、「水(の侵入)をふせぐ」効果があります。生地の内側まで水を通さない機能のことです。
外見的には、生地が水に濡れて色が濃くなっていても、自分の足は濡れていない。そんなことがあります。製品によって差はありますが、靴の場合、「防水」と書かれた商品は、靴の一番外側の生地と自分の足が触れる一番内側の生地の間に防水フィルムが入っているものが多いです。靴全体にフィルムを使用しているものや、地面から4cmまでフィルムが入っているものもあります。そのフィルムの性能やサイズによって価格も変化します。
比較的安価なものは「約4時間、4cm防水」など時間や高さが限定されるものが多いです。防水とはいえ、水が浸透してしまったりサポートしていない部分への対応はできません。
こう書いてしまうと、あまり良い商品のように思えないかもしれませんが、4時間も水に晒されながら出かけることはなかなかありませんよね。普段のお出かけ用にはコスパ的にも最適ですが、山登りやアウトドアの際は注意が必要です。シートが破けてしまったり、経年劣化してしまった場合、防水効果はなくなります。
完全防水
完全防水とは「完全に水を通さない」です。主に長靴です。ゴム製などで、ソールとアッパー(靴上部)が完全に一体となった成型となっているものは完全防水いわれています。革靴のようにソールとアッパーを縫い付けて靴の形になっているものは縫い目などから水の侵入があるのですが、完全に一体になって成型されているものは侵入する場所がありません。
防水性能が高いフィルムを靴全面に覆っているものも完全防水と言うこともあります。有名な例を挙げるなら「GORE-TEX」というフィルムです。
他の部分的な防水フィルムや撥水加工と比べると、値段がグンと上がります。アウトドアブランドのトレッキングシューズでも使用されていることから分かる通り、その分効果も高いです。
具体例を見てみましょう
SPINGLE Biz Biz-108 Black
こちらの商品のタグを見てみましょう。
「WATER PROOF LEATHER」です。和訳すると「防水性のある革」。ここで「防水なんだ!」とだけ思わずにきっちりタグの裏面などもチェックしましょう。
「靴内部に浸水しにくいレザーを使用していますが、完全防水ではありません。ご使用状況によりましては、浸水する可能性もありますのでご注意ください。」
この文章から
・「浸水しにくいレザー」=レザー自体に加工がされている
・完全防水ではない
ということがわかりますので、この靴は「撥水」加工がされた靴ということがわかります。
メーカーサイトを見てみると、
水滴を弾く!超撥水素材
外で使用することが多いビジネスシーンのシューズにとって、撥水は必須です。当モデルは超撥水素材を採用。Spingle Bizの超撥水レザーは、革を染める段階から革組織の奥深くまで撥水剤を染み込ませているため、表面に傷ができても超撥水効果が持続する高機能素材。雨の日も水滴を弾き、快適に過ごせるビジネスシューズです。※完全防水ではありませんので、水滴が靴の内側に流れる場合もございます。
SPINGLE ONLINE SHOP
超撥水素材を使用しているようですね。
MOONSTAR SPORTH SP1777WP
次はこちらの商品。
タグの表面はこちら。4cm*4時間の防水ですね。
裏面には詳細が描かれています。
他の例
他にもこんな例があります。
防水フィルムのタグや、撥水加工の保護剤のタグを大きく打ち出したものです。靴に詳しい人でないとわかりにくいかもしれません。
まとめ
雨や水に強い靴と言っても
・撥水加工
・防水
・完全防水
がある。
実店舗ならタグを、ネットショップなら説明文を見るとどんな耐水性を持っているのかを判断できる。
ちょっとでも悩んだらお店の人に問い合わせをしてみてください!
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