靴のお手入れに必須と言っても過言ではない、シューキーパー(シューツリー)。靴の形を補正し、履いていない間にシワを伸ばしてくれます。
一日中履いて汗などから水分を吸った靴はシワが残りやすく、つま先が反り返ったり幅がだらしなく伸びてしまったりと、脱いだまま放置すると良いことがありません。そんなときに活躍するのがシューキーパー。
シューキーパーを入れるだけで、様々な靴のトラブルを防ぐことができます。
シューキーパーで得られる効果
シューキーパーを使うことによってどんな良いことがあるのでしょうか?
型崩れ防止
靴の形が変形していくのを防止します。足の幅に合わせて靴が横に広がってしまうことがありますが、脱いだらシューキーパーを習慣にすることで美しい形に靴がしっかりと張り詰められるのできれいな形を保ちやすくなります。
抗菌防臭
素材にもよりますが、シューキーパーに使用されている素材自体に抗菌防臭効果のあるものが多いです。
例えば木製であれば、水分を吸ってくれる素材なので靴の中で、悪臭を発生させる菌のエサである汗・皮脂・水分を抑えることができます。
プラスチック製であっても抗菌加工されているものがあるので効果はあるかと思います。あくまで加工なので、長い間使っていると効果が落ちていくとは思いますが。
お手入れがやりやすく
シューキーパーを入れることによって、革に刻まれたシワがピンと伸びて、お手入れがやりやすくなります。革にシワがある状態だとシワの隙間にクリームが残ってしまったり、お手入れにムラができたりといったことが起こります。
お手入れのときだけでも最低限入れるとやりやすいですよ。
どんな素材のシューキーパーを選べばいいの?
木製
様々な素材の木製シューキーパーがあります。木製の特徴は
・水分の吸収が優秀
・香りが良い
木の特徴のひとつとして香りがあります。靴を履くのが嬉しくなるふわっと香る木の香りは、素材特有のものです。ただし、においがしない木もあります。
値段についてはピンキリという言葉がよく似合います。安いものだと両足で600円、ブランド製のものなら20,000円のものもあります。自分に合った価格帯のものを探してみてくださいね。
プラスチック製
良いところはなんと言っても安価。300円で両足揃ったり、靴を買ったおまけとしても定期的にもらいます。それほど安価なので入手も簡単です。
その分、プラスチックなので水分を吸収することもできませんし、消臭も継続的に効果を求めることもできません。
型崩れ防止のためであれば十分かと思います。
個人的には木製がベスト
用途にもよりますが、とりあえず迷ったら木製のシューキーパーが良いかと思います。家具屋や生活雑貨店などでも3,000~600円ほどでお安く木製のシューキーパーが手に入ります。
また、何足分買えばいいのかと疑問に感じるかと思いますが、こちらに関しては「持ってる靴の足数分」もしくは「とりあえずひとつ」のどちらかでも大丈夫です。
余裕があるならもちろんすべての靴に入れれる数を買えばいいですし、とりあえずひとつを買って、履いて帰ってきた靴に毎回交代して入れていくというのも良いでしょう。
私は3足分所持しています。履いた靴に入れていって3日ほどでローテーションすれば余分な水分はきっちり抜けて、靴の悪臭やカビのリスクが減るかなと思っています。
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