靴コラム

靴は足に合わせて伸びる?小さめを買うべき?


「ちょっときついけど伸びるから」と小さめの靴を買うことがありませんか?
実際履いてみると、伸びるまで指が痛かったり、根本的に馴染むまで履く気になれなかったり。失敗したお買い物になってしまった、なんて経験が誰しもあるでしょう。
それでは、本当に靴は足に合わせて伸びるのでしょうか?ただ漠然と、「靴=伸びる」と思っていると、無駄な出費をしてしまうことになるかもしれません。

合成皮革などは伸びない


基本的に合成皮革は伸びません。合成皮革の靴でも伸びていると感じる方もいらっしゃいますが、形が崩れることで自分の足に馴染んで伸びているように感じていることが多いです。厳密に言うと伸びてはいないでしょう。

本革は伸びる

リーガルシューズ
本革であれば一般的には伸びます。人間の皮膚も伸びるように本革(天然皮革)は柔軟性がもともとあります。また、鞣し方や加工方法、動物の種類や革の部位によって硬さ柔らかさは変化します。「本革と書いてあるから、きっとこれくらい伸びる」ということは判断しにくい部分です。

一概には言えませんが、柔らかい革は伸びやすい傾向にあります。エナメル等はコーティングされているので伸びにくいです。一概には言えないので、お店の人に聞いてみるのが良いかと思います。

外だけでなく内側の素材も気にして


靴を買うときに外側だけ見て、やわらかい革を使っているから伸びると思ってしまいそうですが、内側も気にしてみてください。
外も内も革製のもののありますが、内側のみ合皮を使用している靴も多くあります。いくら革が柔らかくても内側が合皮なら伸びにくい素材の靴になります。

伸びるところと伸びないところ

足長と足幅
幅は伸びます。しかし長さは伸びません。
サイズは絶対に自分に一番合うものを選ぶべきです。デザインが好きだからワンサイズ小さめでもこれでいいやーという思い込みは危険です。

革には伸縮性がある。

また、本革なら足に合わせて伸びると言っても、革には伸縮性があります。これが大きなポイントです。
人間も、少し太った後にダイエットをして痩せても皮がダルダルになることはありませんが、テレビで見るような大幅なダイエットに成功した人は太っていたときに伸びてしまった皮が余ってダルダルになってしまうことがあります。長い間内側から伸ばされ続けた皮膚が戻らなくなってしまうという状態です。

これと同じことが皮革でも起こります。

毎日同じ革靴を履き続けていると水分が抜けず革が柔らかくなったまま足を入れることになるので、靴がゆるくなりやすいです。伸ばすのは簡単なのですが、伸びてしまった革を戻すのは難しく、為す術なく買い替え……なんてことになってしまうかも。

仕事履きで毎日革靴を履く場合は何足か予め用意しておいて、ローテーションするのがおすすめです。シューツリーを入れて型崩れを防止し、きっちり余分な水分をシューツリーや乾燥剤で取り去ってしまうことで革靴の寿命はぐっと延びます。
すぐゆるくなってしまうという方は、ぜひご検討ください。

結論

今回のタイトルの
「靴は足に合わせて伸びる?小さめを買うべき?」
という疑問には、
・靴の幅は伸びるが長さは伸びない
・小さめの靴をあえて買うのは全くオススメしない

という結論になります。

ABOUT ME
parade
1992年生まれ ネットショップ運営業務をしつつ、ブログを兼任。写真を撮るのが好きです。 業務の合間に着々と更新中。
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